精神的な病気に苦しむ人は、日本国内で増えつつあるようです。現在の日本では、一生のうちにうつ病を経験する人は15人に1人の確率でいるといわれます。
また自殺を考えた人のうちの3/4は精神疾患を持っており、さらにその精神疾患の半分はうつ病だったというデータがあります。
うつ病はただ精神的に疲労するだけではなく、悪化するとこのように死につながる恐れがある病気です。
うつ病になる原因、きっかけは人それぞれです。しかし、多くの原因はストレスによって神経細胞のバランスが崩されたことにあると考えられます。
そこで、精神のバランスを整えてくれる薬を紹介します。
この薬は効果があるだけでなく、通販を使って購入できるというメリットも付いています。
うつ病の苦しみを鎮める薬!通販で買えるフルニルとは?
紹介したいのは、抗うつ剤のフルニル。フルニルは、プロザックという有名な抗うつ剤のジェネリック医薬品にあたるものです。
有効成分には、塩酸フルオキセチンを含んで作られています。
この成分はSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)というタイプに分類されます。SSRIは、うつ病治療を含むさまざまな場面に活かされている効能です。
フルニルの持つ効果
フルニルの効果を知るために、まずうつ病を発症するしくみについて少し説明します。
うつ病を発症するときの神経状態
脳には神経細胞があります。刺激を受けた神経細胞が他の神経細胞に情報を伝達して、体に感情や感覚を伝えます。
この神経細胞同士の情報伝達の際に分泌されているのは、神経伝達物質です。この物質は、脳の情報伝達に欠かせない存在です。
神経細胞同士はお互いに直接くっついて情報を伝達するわけではなく、お互いの間にある『シナプス空間』という隙間に神経伝達物質を放出することで伝達を行います。
放出された神経伝達物質はシナプス空間に広がってから、神経細胞の末端にある同じ神経伝達物質の受容体と結合します。
こうして情報の伝達が完了します。
ただし神経伝達物質のすべてがスムーズに伝達されるわけではなく、一部の神経伝達物質はシナプスに再吸収・再利用されることになります。
一見良い効果を持っているように感じますが、再利用されるとその神経伝達物質の濃度が下がります。つまり、上手く伝達されない神経細胞が出てくるのです。
再利用によって神経伝達物質が減ると、神経細胞のバランスが崩れます。神経細胞にはそれぞれ精神を安定させたり活動させるための役割があるので、神経細胞のバランスが崩れると、精神疾患を引き起こす可能性が高くなるのです。
神経細胞のバランスが崩れるのは、ストレスが原因になっていることが多く見られます。
神経細胞のバランス
神経細胞には多くの種類があり、中には今でも解明しきれていないものも存在します。
その中でも、うつ病の症状に大きく関わっているのがこの3つです。
セロトニン:抑制性神経細胞。
運動、食欲、睡眠などに関わる
ノルアドレナリン:興奮性神経細胞。
意欲、不安、集中力などに関わる
ドパミン:興奮性神経細胞。
快感、学習、集中力などに関わる
神経細胞のバランスが健康に保たれていると、精神的には問題ありません。しかしストレスによってバランスが崩れると、うつ病の発症につながります。
特にセロトニンが不足すると、うつ病の症状を引き起こしやすくなるといわれています。精神を鎮めて精神を落ち着ける役割を持つセロトニンは、うつ病の改善において最も重要になる神経細胞といってもいいでしょう。
またセロトニンは睡眠ホルモン(メラトニン)にもなるので、セロトニンの減少は睡眠障害などの症状を招く可能性も考えられます。
フルニルの効果
そこで、フルニルの登場です。
フルニルの有効成分・塩酸フルオキセチンは、セロトニンの再吸収・再利用を邪魔するように作用します。
SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)といわれるのは、このような効能のためです。
再利用を邪魔することで、セロトニンの量を増やして神経細胞のバランスを整えるのが、フルニルの持つ最大の効果です。
フルニルの持つ効果で改善できる精神疾患には、これらのものが挙げられます。
うつ病
パニック障害
強迫障害
不安障害
摂食障害
精神疾患において重要なセロトニンを調節してくれるフルニルは、うつ病に限らずさまざまな症状に有効です。
フルニルの使い方用量
フルニルは1錠10mgと20mgの2種類が作られています。
使い方は1日1回、水かぬるま湯といっしょに服用してください。
アルコールといっしょに服用すると、副作用が重くなって現れる恐れがあります。アルコール摂取とフルニルの服用のタイミングは離してください。
うつ病の症状の時は、1日の服用上限量が80mgになっているので、上限を超えないように注意しましょう。
また症状によって服用量に変化があるので、不安な時は医師の指導で服用するのが安全です。
フルニルを飲むときの注意点・副作用
フルニルを安全にしようするために、併用禁忌薬や副作用については十分知っておきましょう。フルニルの副作用には、次のような症状が見られています。
・眠気
・消化不良
・性欲の減退
・嘔吐感
・発汗
これらの症状はフルニルの服用を止めると治まります。
しかし、まれにある重度の副作用として離脱症状(禁断症状)が見られることがあります。重度の副作用が現れたり、前述した副作用の症状がなかなか治まらなかったりする場合は、病院で診察を受けるようにしましょう。
フルニルを使った人の口コミ
角さん
仕事が変わってから、精神的に不安定な時期が続いてとても辛かったです。以前に一度だけ精神科病院に行って薬をもらったのですが、なかなか通院する時間が作れなくて続けられませんでした。
病院でもらった薬もSSRIって聞いたのを思い出して、同じタイプのフルニルを買ってみました。
最初は飲むのが不安でしたが、何日か飲み続けると精神的にリラックスして不安感もなくなってきました。今も少なめに飲んでますが、いい感じです。
コン太さん
おそらく睡眠障害の部類に入るものでしたが、病院に行こうとすると早くても1ヶ月待ちとかになるので、それは面倒くさいということでフルニルにしました。うつ病がメインなんでしょうけど、不眠症にも効果があると書いてあったので。
飲み始めて一週間もすると、ぐっすり眠れるようになりました。心も体もちょうどよいぐらいに鎮まって、そのまま眠りに就ける感覚です。
最終的な目標は薬なしでも眠れるようになることではあるものの、今はとにかく体を元気にしてあげたいと思います。
叫びさん
一時期、鬱病に効くらしいサプリメントを飲んでいたけど、効果がわからない上に飲み続けるのがめんどくさくなってやめちゃいました。それ以来、精神的に効く薬はイマイチ信じられなかったんですが、フルニルを80mg飲むと効果が出ました。
あんまり多く飲むのは良くないかもしれませんが、まだ飲み始めたばかりだし、少しずつ減らしていく予定です。
精神的にとても楽になって、前より元気に過ごせていると思います。フルニルは安くて買いやすいし、トライしてよかった。今度、1回病院で診てもらうつもりです。
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